[CG-tips]

4・デジタルトーンを作る
マンガなどで使う、トーンをデジタルで作る方法。
白黒(2値化)、グレースケール両方の作り方です。

まずは網点の作り方。

1.グレースケールで新規書類を作る
 最終的に使いたい原稿の解像度で新規書類を作ります。サイズは小さくてもかまいません。

*最終的にパターンとして使えるようにするため、原稿サイズでなくてもかまいません。

2.グレーで塗りつぶし
 作りたい濃さのグレーで塗りつぶします。

 

3.白黒(二値化)にする。
 グレースケールから白黒にモードをかえます。
この際にグレースケールの網点を作るか、白黒の網点を作るかで手順が変わります。

4.1・白黒の網点を作る。
 上のダイアログがでたら、出力を入力と同じ解像度にします。
(ふつうデフォルトでそうなってます)
そしてハーフトーンスクリーンを選びます。

*白黒網点(分かりにくいかな)

5.1・ハーフトーンの設定
 ハーフトーンスクリーンを選んでOKを押すと、設定のダイアログが開きます。
設定では、網点の密度、角度、形状が決められます。
ここでOKを押せば、白黒の網点トーンができます。

4.2・グレイスケールの網点を作る。
 4.1と異なり、出力を入力の2倍にします。
そして同じく、ハーフトーンスクリーンを選びます。
 ハーフトーンの設定は5.1と同じです。

 

*ハーフトーンスクリーンの線数とは、点の密度のことです。
お手持ちのトーンなどに42.5Lと書いてあるならばそれが線数です。
Lline/inchのことです。それを参考に数値を決めるというのもいいでしょう。

*グレースケール網点。 

5.2・グレースケールに戻す
 このままでは、白黒なのでグレースケールモードに戻します。
その際サイズ比を聞いてきますが「2」をいれましょう。*(デフォルトで1です)
 これでグレースケールの網点となります。

*ここで「1」のままにしているとうまくパターンとして使うことが出来なくなります(020505追記)。

6.2・解像度を戻す
 このままでは解像度が2倍、大きさが1/2の画像となっているので、解像度を戻します。
イメージ>画像解像度 で「画像の再サンプル」のチェックをはずし解像度の値を1/2(元の値)にします。
それでOKです。

7・タイル化
 このままでは使い勝手が悪いので、
タイル化しましょう。
ここではあまり詳しくは書きませんが、できた画像を拡大して、繰り返されているところを切り抜くだけです。
 切り抜くサイズは小さい方が、張り込みの作業中にメモリを食いません。

最終的な保存はGIFがよいようです。

*タイル化すれば、パターンとして定義した際、継ぎ目のない均一なトーンがどんな広い範囲にも張り込めます。


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